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胃痛がおきる原因


胃痛は、胃の悩みを持つ人のなかでももっとも多い症状です。

機能性胃腸症の胃痛 胃に病変がないのに、潰瘍のような胃痛がおこる潰瘍症状型

一般に、脂っこいものを食べ過ぎたり、みぞおちが痛むときは、胆石やすい臓の病気を疑い、空腹時や寝ているときにみぞおちが痛む場合は胃潰瘍や十二指腸潰瘍を疑います。

胃痛があるのに、病変が見つからないものを機能性胃腸症の潰瘍病状型というそうです。

潰瘍病状型が起こる原因として、過剰な胃酸の分泌が挙げられます。食事中に胃酸が多量にでてもたいして問題になりませんが、空腹時に胃酸が多量に分泌されると、胃の粘膜は、直接胃酸にさらされてしまいます。

そして胃痛が発生してきます。過剰な胃酸分泌の引き金になるのがストレスです。

強いストレスを受けてしまうと、ストレスに抵抗する副腎皮質ホルモンが分泌されます。そしてその影響で、空腹であっても胃酸の分泌が促されてしまいます。ストレスが自律神経にも影響して、胃の粘膜が弱くなります。

空腹で胃の粘膜が弱っているところに、胃酸が分泌しますから、胃の粘膜には強い刺激が加わります。そのために、胃痛を起こしやすくなります。潰瘍病状型も胃潰瘍と同じように、空腹時や寝ているときに胃痛をおこします。